ただ江戸の街を見学しにきただけ
ただ江戸の街を見学しにきただけなのに大変なことになってしまった。 「うるせぇんだよ!お前ら何者かって聞いてるんだよ!」 「ただの旅人ですけどぉ。でもあなた達の行動がムカついちゃったんで出てきちゃいました」 美海が小馬鹿にしたように笑った。 「んだとコラ!」 もう一人の兵士も刀を抜く。 二対二だ。 「やるんですか。いいですよ。丁度体も鈍ってたし」 沖田もいつになく苛立っている。 「後悔しますよ」 美海がそう言った途端、既に兵士の目の前にいた。 美海はニヤリと笑うと刀を相手の腹部に刺した。 「ぐ!?」 久しぶりにやったが、急所にしっかりと刺さっている。 ビッ 刀を抜くと比較的少量の血が散った。 【平價植髮陷阱】看似吸引的植髮價錢 卻不能忽略的風險! 相手はフラリと倒れた。 美海は全く汚れていない。 「な … !その殺り方は … 」 兵士は目を見開いて美海を見ている。 「よそ見していいんですか?」 「え?」 美海がそう言った時には既に沖田に斬られていた。 バタリ … 早かった。 あの兵士はさほど強くなかったのだ。 「ふぅ … 。こういう不届き者がいるから私達は … 」 沖田は言いかけたところで固まった。 まずい。 いきなり目立ってしまった。 気付いた時遅し。 既に周りは人で囲まれていて好奇の目と不審な目が交差している。 「す … すげぇ!あんたらまじで何者だよ!」 「ここらへんのじゃないな?」 「は … はははは … 」 そう問いたださ...