坂本は苦笑する。
坂本は苦笑する。 「敵わんなぁ」 「安心してください。別につけたりしませんよ。ただもしかして『薩長同盟』のお話をするつもりですか?」 「薩長同盟 … ?いや … まだ同盟の名は付けとらんが薩摩と長州の同盟を結ぼうと言う話を … 。薩長同盟 … いいな!」 これを結んだら完璧に敵になっちゃうんだけどな … 。 でもこの人の邪魔もできない。 「それならまだ止めた方がいいです」 「なんでじゃ?」 【平價植髮陷阱】看似吸引的植髮價錢 卻不能忽略的風險! 「今龍馬さんと桂が話し合っても桂は絶対に賛成しません。むしろ破談で終わります」 「ふむ … 」 「後一年後に中岡慎太郎と言う元土佐藩で現在長州にいる男が龍馬さんの元へ着ます。彼は龍馬さんの味方です。だから彼と一緒に薩長同盟の会談を開くんです。快く協力してくれますよ」 「ほぅ!中岡 … 慎太郎殿 …… 」 坂本はまだ見ぬ仲間に沢山の希望を抱いて空を見上げた。 あーあ … 。敵になっちゃうのに … 。 私なにしてんだろう … 。 まぁどうせ結ばれちゃうけどね。 美海も空を見る。 「太陽がもう大分傾いてますねー。私帰りますね!」 「泊まればいいきに!」 「新撰組は幹部以外外泊禁止です」 美海は苦笑した。 すっかり忘れてた。 坂本はこれを聞いて再び美海は『新撰組』なのだなと思い出した。 普通にしてたら気が合う友達のようなのに。運命は皮肉だ。寄りにもよって敵同士。 ...